災害救助犬と小さな成功体験
今日僕は「ハッ」と感じたことがあります。朝のテレビ番組で、災害救助犬にも「成功体験」が大変重要というお話がありました。
主人公は災害救助犬です。
災害救助犬も僕らと同じく、自信が必要で、それには小さな成功体験が必要であるというお話です。
災害救助犬は、災害地域で行方不明者を探すミッションを行い、無事行方不明者を見つけることができれば良いのですが、見つけられなかったときが多々あります。
そのとき、どうしても人間目線で僕らは見て「今日も救助者はいないのか」と感じてしまいます。
残念な気持ちはありますが、仕方ないと考えその日の捜索を終えます。
災害救助犬は、人間のように「仕方ない」と思うことはせず、自分に課せられた仕事ができなかった。という失敗体験を積むそうです。
犬目線で見ると「捜索失敗」なんですね。
行方不明者を見つけることが仕事なので、仕事に失敗したということです。そして災害救助犬は失敗体験として認識します。
その失敗経験が災害救助犬にとってストレスになり、ストレスが溜まればその犬にとっては自信をなくす原因になります。
それを回避するために、
実際のミッションである行方不明者の捜索後、失敗を引きずらないための訓練をして「成功体験」を積ませてあげ犬に達成感を与えている、というお話でした。
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人間も犬も同じ。「自信」が必要
これを見たとき、「人間と犬は同じだな」と僕は感じたワケです。
犬にも人間と同じような心をもっていて、犬も自信をなくしてしまうという事実がある。
自信をなくしてしまうと行方不明者のミッションのパフォーマンスが下がるので、訓練で日々成功体験を積んでいる。
成功体験を積むとそれが自信につながり、実際の現場でのパフォーマンスが最大限発揮されるんですね。
犬も僕らも根っこにあるのは同じなんですね。
この自信にフォーカスしているから、訓練士さんたちは、「行方不明者の捜索後に訓練する」ということを大事にしているんだなと感じました。
そのとき僕は、
人間も犬もその他の動物も、一番奥底にあるもの、根底にあるのは「自信」だなと確信しました。
自信がないと、やる気がでない、行動ができない、行動が続かない、不安と恐怖に脅えてしまいます。
ネガティブな感情に支配されると心がノンフロー状態になるのでパフォーマンスは最悪です。
パフォーマンスが良くないと結果が悪いのは言うまでもありません。だから自信が必要なのです。
ただ、僕ら人間は恵まれています。考える力が高いからです。
僕らは小さな成功体験を創り出せる
人間は他の動物よりも高度な脳をもっています。
災害救助犬は、訓練士から日々訓練されて「成功体験」を積んでいますが、おそらく犬は自分で「成功体験」を創りだすことができません。
その反面、
僕らは意識すれば成功体験に「気づける」んですね。ただ、意識しないと気づけない人がほとんどです。僕もそうでした。
だから、何か物事をやったら気づく習慣をつけることが大事です。
早起きしようと決意して、早起きできたら立派な成功体験だし、いつもの食堂で決まったメニューを食べていたら、違うメニューを注文できたときも立派な成功体験です。
これに「気づいて」自分を褒めること。
今まで華麗にスルーしてきた成功体験に気づくことは、自ら成功体験を創り出すことと言えますよね。
この気づく習慣ができると、自分が変わっていくのが分かりますよ。
ぜひ、今日から実践してみて下さい。
応援しています。
では、また
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