メンタルブロックとは
あなたは”メンタルブロック”って聞いたことがありますか?
自己啓発書などの本やセミナーで良く出てくる言葉なんですが、「あー、なんとなく分かる」という方が多いのかなと思います。
メンタルブロックとは目には見えない心の壁なんですね。
これは、自分が育った環境や言われた言葉、何かしらの出来事を心の無意識の中に「自分だけの常識」を覚えていて、
その常識以外のことをやろうとすると無意識にブレーキがかかってしまうことを言います。
実はメンタルブロックは自分が育った環境に関係があります。
あなたが子供の頃は心に何も描かれていない真っ白なキャンバスなんですが、両親や先生・親戚・近所のおじさんやおばさんが、「常識」という色んな言葉や在り方をキャンバスに描いていきます。
すると、子供は疑うことを知らないので良いことも悪いことも全て真に受けます。その言葉や在り方が無意識領域に入り込み、自分だけの常識を創っていきます。
これが後々成長した自分にキバを剥くことがあります。このキバを剥いた状態が”メンタルブロック”なのです。
では、メンタルブロックがキバを剥くとはどういう時を指すのか?
運動オンチなある人の場合
ある人の事例ですが学生の頃運動がキライで、運動会の徒競走がいつも最下位だったとしましょう。
運動がキライなので、体育の時間は保健室にいき仮病を使って休んだり授業を適当にサボってしまっていたりしました。
幼少期のある出来事が彼をこうしてしまったんですね。
その出来事とは、
彼がまだ小さい幼稚園時代、幼稚園のかけっこで競争していたとき途中で転んでしまいビリになってしまいました。
ここで、自分の親から「お前は運動オンチだな」「走るのが下手なんだな」と悪気なく言われたんですね。
すると、幼い彼は親のその言葉を真に受けて「自分は運動ができない」「走るのが不得意なんだ」
と自分自身に運動オンチというレッテルを貼ってしまったんですね。
この言葉がずーっと自分のことをそう思い込ませていたんです。
運動をするたびに、無意識に「自分は運動が出来ない」と思うようになりました。
この”思い込み”が「運動がキライ」な自分を作ってしまったんです。
これって怖いと思いませんか?
この場合の「自分だけの常識」とは、”運動オンチな自分”なんですね。
だから、運動をするとき「ムリだ」「出来ない」が普段の自分なので、学生の頃の徒競走で最下位という結果で出てしまうということです。
では、この場合どうしたら運動オンチが治るのでしょうか?
メンタルブロックを受け入れる
色んな改善の方法があると思いますが、僕は「運動オンチ」を受け入れることがいいのかなと思います。
受け入れるとは何かというと、おそらくこれまでの彼は運動することから逃げてきたと思うんですね。
保健室で休むとか授業をサボってるとかです。
「どうせ下手だからやっても仕方ない」
「出来ない自分が恥ずかしいから逃げよう」など。
これでは、永遠に運動の能力が上がることはありませんよね。一生このままでもいいのであれば、そのままでもいいでしょう。
(もし、結婚して子供ができ一緒に運動をする機会があったとき「できないパパ像」を抱かせてしまうとはおもいますが・・・)
僕も水泳がこれに当たります。。。。
話が逸れましたが、大事なのは”今は”運動が出来ないということを受け入れることです。
”今は”と付けたのが大事です。現状運動オンチでも、将来運動が出来るという意味を含んでいます。
どういうことか?
メンタルブロックを解除していく
”今は”で自分はメンタルブレーキを変えることができると暗示することが大切です。
「僕は運動が出来ない」では、一生そのままのイメージがありますよね。
でも、「今は僕は運動が出来ない」とすると今後良くなっていくというプラスのイメージが持つことが出来ると思います。「でも、今後~~やっていこう」と考えることができます。
つまり未来へ躍動感(期待感)を持たせるということです。
これが不思議と頑張れるエネルギーとなって継続がしやすくなります。だって日々成長するということですよね。日々成長すると嬉しいし、また頑張れますよね。
そう、「今はまだできないけど、これから頑張ろう」って前向き思考が大事です。
もちろん個人差がありますので、必ず良くなるとは断言できません。ですが、「自分が変われるチャンスが目の前にある」という事実はあると思います。
この運動オンチの例を見て頂いて、あなたのメンタルブロックを1つでもいいから探してみるのもいいのかなと思います。
個人個人それぞれ違いますが、メンタルブロックはたくさんあるはずですので。
まとめ
・メンタルブロックとは、無意識にブレーキをかけてしまう目に見えない壁。
・これまで育った環境で個人個人色んなメンタルブレーキがある。
・メンタルブレーキを受け入れてみましょう。
・未来への躍動感をもってメンタルブレーキを解除してあげましょう。
応援しています!
では、また