ワンピースとは
ワンピースは、1997年から少年ジャンプで連載され始めたマンガです。僕もワンピースが始まった当時から読んでいました。
今はテレビや映画でも絶賛放送されているので、ほとんどの人は知っていると思います。
ワンピースを知らない方へストーリーを超簡単に説明します。
小さな島で育った少年ルフィが、島で休養していたシャンクスという海賊と出会いました。
たまたま悪魔の実を食べてしまったルフィが、海に落ち、主の魚に食べられそうなとき、シャンクスに命を救われたのがきっかけで海賊に憧れます。
しかし、シャンクスはルフィを助ける際、自分の左腕を失ってしまいました。そんな中でも、シャンクスはルフィの無事を笑顔で喜んでいました。
ワンピースのおもしろい特徴として、悪魔の実を食べると、超人的な力を手にする代わりに泳げなくなってしまうのです。
海賊には泳げなくなるのは諸刃の剣といってもいいかもしれませんね。
悪魔の実を食べたルフィは、ゴム人間になりました。
そしてシャンクス海賊団の出航の朝、命の恩人であるシャンクスから「麦わら帽子」をルフィは託されました。
ルフィは、シャンクスとの再会を約束しシャンクスの海賊団は海へと戻りました。
10年後、成長したルフィは、シャンクスから託された「麦わら帽子」を被り、彼と再会するためと「海賊王」になるため育った島を飛び出して冒険の日々が始まります。
冒険の過程で、いろんなドラマや激しいバトルを繰り返し、気の合う仲間を集め「ひとつなぎの大秘宝ワンピース」を目指し、今も心臓がバクバクするような展開が続いているのです。
ワンピースはとてもおもしろいマンガです。
このワンピースの主人公ルフィがもつ、男女にモテ尊敬される3つのヒミツを僕は見つけました。それをお話していきます。
ルフィがもつ3つのヒミツ
ルフィは、一見すると自分勝手で破天荒で、食い意地が張って、周囲の迷惑をお構いなしに行動してしまう自己中な性格に思えます。
ですが、マイナス印象に見えてしまうルフィの性格も、次に紹介する3つの信念があるから、それらがプラスのギャップとなり他人を魅了して引き寄せてしまうのです。
そうです、ヒミツとは信念のことです。
その3つの信念をお話します。
1、大きな目標
2、仲間との絆
3、他人のために強くなる
この3つの信念を、詳しく見ていきます。
そして、ルフィの3つの信念を「ワンピースの世界」から「僕らの現実世界」に置き換えてみると、ほとんどの人ができていないコトだらけなのです。
僕らができていないコトをルフィが普通にやってのけるので、とても爽快な気分になりますし、あーなりたいなと思う人もいるでしょう。
ルフィの魅力が、ワンピースが世界中で大人気になり国民的アニメにまで成長した理由の一つかなと感じます。
ルフィを見ることで自分に足りない何かを感じ、その足りない心のスキマを埋めてくれることで、ワンピースが好きでたまらないコアなファンが大勢いるのかなと僕は感じます。
では、さっそく3つの信念をみていきましょう。
1、大きな目標
ルフィは「海賊王に俺はなる」という信念を一ミリも崩しません。
ルフィが考える海賊王とは、絶対的な支配者という地位や名誉ではなく「他のだれよりも自由である」という人生を楽しむことにフォーカスしています。
この考え方は、僕らにも関係してきます。
僕らは、無意識に地位や名誉を欲してしまいます。
例えば、この会社で社長になって尊敬されたい。自分が上になって他の奴らをアゴで使いたいなど、自分の存在を誰かに認めて欲しい感情があります。
これは本来悪い事ではありません、僕だってありますので。
しかし、そこだけにフォーカスをしてしまうと、人間関係をうまく作れない可能性が高くなります。
なぜなら、自分の利益が超大事で、他人は損をしてもいいという考えになるからです。
「WIN-WIN」ではなく、「WIN-LOSE」になるからです。つまり、どちらかが得をして、どちらかが損をすることです。
本来は、WIN-WINの関係性が良好です。
でも、現実社会でよくあるのは、
元請(もとうけ)会社の仕事を下請けに回すとき、下請け(したうけ)会社が儲からない金額で強引に仕事をさせるイメージです。
元請会社 > 下請け会社
仕事を提供する元請けだけが儲かり、中小零細企業は利益が残らず、最悪赤字覚悟で仕事をしています。
そのため、中小零細企業の社員は給料もあがりません。景気が回復しない一つの要因としてあるでしょう。
で、話をワンピースに戻します。
その点ルフィは、地位や名誉は欲しくありません。欲しいのは「自由で楽しい人生」です。
気の合う仲間と毎日がエキサイティングでドラマチックな人生を「海賊王」になることで手に入れようとしているのです。
僕らも、「楽しい人生にするためにはどうしたらいいのか?」をちょっと時間をとって考えてみることも大事なんじゃないかと感じます。
毎日仕事をするにも、苦痛な気持ちで仕事をするのか、楽しい気持ちで仕事をするのか。どっちが人生が楽しいでしょう。
学校も同じですし、プライベートや人付き合いも同じです。
この考え方が足りていないから、それができているルフィに憧れ、カッコいいなと僕らは感じてしまうのはないかと思います。
・大きな目標について詳しくお話しました。参考にどうぞ。
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そして、次に
2、仲間との絆
ルフィは仲間を信じています。死ぬほど信じています。自分が海賊王になるために誘った仲間のことは信じきっています。
もし、あなたがルフィから「おまえ、信じているぞ!」と言われたらどう思いますか?
僕だったら、とてつもなく嬉しい気持ちになります。自分を認めてくれて信じてくれているんだ、とルフィの期待に応えようと最大限の努力をするでしょう。
この仲間を100%信じる気持ちが「絆」となります。
仲間からもルフィは100%の信頼を得ているのです。絆があるからですね。
そこがどんなに危険な航海だったとしても、強くて適わない敵が目の前に現れたとしても、諦めずに自分のできることを精一杯やります。それが良い結果をもたらすのです。
そんなルフィは、冒険で出会う人々を魅了し、いつの間にか仲良くなってしまいます。そんなコミュニケーション力が高い人は身近にはまずいないでしょう。だから、ルフィに魅了されてしまうんですね、僕らも。
どこかで、鷹の目のミホークという世界最強の剣士が言っていたセリフがあります。
「能力や技じゃない、その場にいる者たちを次々に自分の味方につける」
「この海においてあの男(ルフィ)は、最も恐るべき力を持っている」
と言わせました。
これは、「他人を魅了し引き寄せてしまうスキルがあれば、怖いものは何もない」と言っていると解釈してもいいと思います。
僕らも、相手を信頼する気持ちを育てていく必要がありそうですね。そのためには、まず相手に興味をもち、相手が喜んでくれることをすることが大事だと思います。
仕事の同僚やお客さんが困っていることに気づき、それが解決できるのであれば、自ら進んで手をあげて解決してあげることが小さな一歩となると僕は思います。
だから、相手に興味をもったり、気配りや目配りが大事になっていきます。
3、他人のために強くなる
強くなるとは成長することです。ルフィは、大切な仲間や守りたい人のために、自分の力をつけているのです。自分が強くなれば、誰でも守れるという発想ですね。
そのため、強敵と遭遇しても「自分だけ生き残ればいいや」という考えは一ミリもありません。
守りたいという強い想いが、ルフィの限界値をあげてきたのでしょう。初期のウソップとは大違いです(笑)
この考えの裏には、シャンクスの生き様が影響していると思います。
シャンクスはこう言いました。
「どんな理由があろうと、俺は友達を傷つけるのは許さない」
それを象徴するエピソードがあります。
それは、冒頭でも言いましたが、
ルフィが幼少期の頃、近海の主に食べられそうなところを助けるとき、自分の左腕を犠牲にしてルフィを助け、近海の主を一喝しました。
そんな男気あふれるシャンクスは、自分の左腕のケガなど目もくれず、ルフィの顔をじっとみつめて無事を喜んでいたのです。
このカッコよすぎるシャンクスの生き様が、ルフィにとてつもない影響を与えたことと思います。
この考え方を僕らももっていたいですね。
自分の人生が良くなるためだけに成長するのではなく、
自分の成長によって、関わる人たちの人生にも良い影響を与えられるような器の大きな人間になりたいですよね。
つまり、相手の「人生の質」を高めていけるような存在になることがキモかなと思います。
3つの信念を僕らも持つ
今お話した3つの信念を、少しずつでいいので僕らも磨いていきましょう。
1、大きな目標
2、仲間との絆
3、他人のために強くなる
僕はワンピースのルフィから、とても素晴らしい「気づき」を頂けたような気がします。自分よがりの自己中心的な考え方ではなく、相手を思いやる心が大事である、と。
相手に興味をもち、相手に喜んでもらえることを探したり、問題を解決できることはないか考えてみる。そして、実際にそれをやってみるということです。
それが、相手の「人生の質」を高めることになるので、相手から信頼されていく、ということですね。
他者を惹きつけ魅了し、男女からモテ尊敬される人は、きっとこういうことを自然体でできてしまう人なのでしょう。僕らもルフィのような存在を目指していきたいですね。
応援しています。
では、また。